2007年07月14日

BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ

サウンドリンクを紹介する第5回。
今回は,『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』。

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『BSスーパーマリオUSA パワーチャレンジ』は1998年の1月4週にわたって
放送された,SFC『スーパーマリオコレクション』の「スーパーマリオUSA」を
ベースにしたアクションゲームである。

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このサウンドリンクゲームの最大の特徴は,バックで展開されるラジオドラマである。
冒険している様子を他の登場キャラたちが観ている,という構成で
ドラマの中でのキャラたちの行動がゲーム内容に影響を与える。
マリオ役の古谷徹ほか豪華声優陣とキャサリン役の本物のMr.レディらによる掛け合いが
当時話題となった。

以下で主要な登場キャラを見ておこう。
【王国側】
マリオ,ルイージ,ピーチ姫,キノピオ
王様,司令官(王様の下で,家来を統率する)

【マムー軍団】
キャサリン(ピンク,レッド,グリーン),ドン・チュルゲ,マムー
ガプチョ(第2週),ヒーボーボー(第3週),チョッキー(第4週)

ゲームの構成は,原作のゲームからワールド1,2,4,5を,
1週1ワールドクリアする。最終的な目的などはないが,
各ステージに3つずつ配置された「黄金のマリオ像」を集めることと,
ボスを倒すことによってスコアを獲得し,そのスコアを全国のプレイヤーと競い合う。

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▲裏面にもツボの中にも,マリオ像はどこに隠されているか分からない。

具体的な流れは以下の通りである。
まず,コントローラ設定から始まり,続いてストーリー紹介が入る。
ステージ1からスタートし,クリアすると次のステージに進む。
3ステージクリアすると,ステージセレクトで好きなステージを遊ぶことができ,
取り逃したマリオ像を探しにいったり,スコアを集めやすいステージで
スコアを稼ぐといった遊び方ができる。

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▲コントローラ操作設定。原作と同じ2種類。

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▲クリア後はステージを選択して自由にプレイできる

ラジオでは,王国側とマムー軍団による攻撃合戦が繰り広げられ
王国側からは星の力(衛星)を使って,画面上の敵を全滅させたり,
一定時間無敵にしたり,ジャンプ力を高めたり,といった支援を行い,
マムー軍団からは,卵を投げつけてきたり,敵を爆弾に変えるといった攻撃が行われる。

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▲ラジオドラマに応じてゲーム内でイベントが起こる

特にピーチ姫とキャサリンたちが争い合って,ピーチ姫がキレるというシーンは
見もので,毎週ピーチが何らかの理由でキレることになる。
ピーチ姫がキレて,大きなカブを投げつけ,それに当たるとダメージを受ける。
支援しているのか邪魔しているのかよく分からないというようなイベントは割と多い。

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▲ピーチがキレると,カブが飛んでくる

マムー軍団による最も重要な攻撃は,キャラクターの変更である。
ゲームは最初マリオでスタートするが,キャサリンの水晶玉による魔力で
キャラクターを自由自在に変えられるという攻撃がある。
したがって,急にキノピオに変えられてジャンプがしづらくなったとか
ルイージに変えられて行けなかったところが行けるなど,ゲームの難易度に関わる
重要な要素である。

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▲いきなりキャラクターを変えられる

各ステージにはボスがいる他,毎週大ボスであるマムーと対戦することができる。
マムーはステージの途中にいるわけではない。
原作では薬を使って裏面でツボに入ると違うワールドへワープしていたが,
この作品では,マムーとの対戦に直接ワープする。
マムーを倒すことによって,それ相応のスコアが入るため,必ず倒しておきたいところ。

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▲裏面のツボに入ると直でココへ。

時間が来ると,どんな状況であっても自動的にゲームは終了する。
最後の3分で,ゲーム内で集めたコインを使ってスロットゲームを行い
絵柄を揃えると,残り人数ではなくさらにコインを増やすことができる。

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▲コインを増やすことでスコアにつなげることができる

以上,見つけたマリオ像の個数,コインの枚数,倒したボスの数,
チェリーの数,敵を倒したときのスコア等を合計した最終スコアが
ランキングの対象となる。

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なお,このゲームは,深夜にも放送されたので
1週につき,合計14回プレイすることができた。

ゲームは以上のような感じである。
以下では各週についてストーリーを中心に詳しく見ていこう。

■第1週(ワールド1)「あたしたちスーパーキャサリンズの巻」

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『スーパーマリオUSA』でマリオたちが平和を取り戻したサブコンに
再びマムー軍団がやってきた。その手始めに,ドン・チュルゲが攻撃を仕掛けてきた。
ピーチとキャサリンズの初めての掛け合いがポイント。
またキャラクター変更の技も初めてだとなかなかとまどう所である。

■第2週(ワールド2)「ガプチョもびっくり流砂の秘密の巻」

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ゲストキャラとして,マムー軍団の秘密兵器,油好きなガプチョが登場する。
炎攻撃を仕掛けてくるが,ガソリンをエサにガプチョが寝返り,
マリオたちに味方する。

■第3週(ワールド4)「氷の海でヒーボーボーの巻」

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ゲストキャラとして,山で修行していたヒーボーボーが登場する。
氷の国なので,王様と司令官は城から援護する。マリオたちと城との連絡に
携帯電話が使われるが,その携帯電話を巡ってひと騒動起こる。

王様がテレビでマリオたちの冒険を見るフリをしてスポーツ観戦をしていたり,
司令官の携帯電話に女からの電話があったりと,
ストーリーのハチャメチャぶりが極まる。

■第4週(ワールド5)「マムーの罠・危うしマリオブラザーズの巻」

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ゲストキャラとして,アメリカ帰りのチョッキーが登場する。
また今までのキャラクターが全員登場し,総攻撃をかける。
チョッキーは変装が得意でマリオに変装し,ピーチ姫がさらわれてしまう。

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なお,BGMはマリオ1やマリオ3の定番曲のアレンジを使用しており,
日本コロムビア「スーパーマリオ 1.2.3. HOP! STEP! JUMP!」に収録の曲を
ベースにしていると思われる。

ゲームとしては,目新しさは少なく,また時間イベントも影響は微小なものばかりだが
なんといってもラジオドラマが他のサウンドリンクにはないぐらい魅力的であり,
チャレンジ的なサウンドリンクゲームだったと言える。

---CAST
・古谷徹 [マリオ; 青二プロ]
・宮川一朗太 [ルイージ; ワンダー・プロ]
・向井真理子 [ピーチ姫; 81プロデュース]
・龍田直樹 [司令官; 青二プロ]
・住友七絵 [キノピオ; 青二プロ]
・山崎和佳奈 [ナレーション; 青二プロ]
・古川登志夫 [ドン・チュルゲ; 青二プロ]
・大塚周夫 [王様; 青二プロ]

・呑奈純 [キャサリンピンク]
・梨花 [キャサリンレッド]
・あけみ [キャサリングリーン]

---STAFF
・ゲームディレクター 鈴木利明
・音声ディレクター 田辺信通(協映)
・脚本,音声コーディネーター 菱田達也
・プログラムディレクター 中郷俊彦
・グラフィックデザイン 小野塚英二,小田部羊一,井沢圭子
・プログラム 笠松栄弘,竹谷康範,小金沢信人
・オリジナルゲームデザイン 田邊賢輔,宮本茂
・スペシャルサンクス 佐藤浩,西川佳孝,北村典子,中村賢一
 スーパーマリオクラブ,青二プロダクション,白い部屋
・プロデューサー 高村忠良(St.GIGA),大和聡

--- REFERENCE
サテラビュー 番組別使用曲データベース
posted by Madick at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | サウンドリンクゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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